ブランドン・フレイジャー(英語: Brandon Frazier、1992年11月19日 - )は、アメリカ合衆国出身の男性フィギュアスケート選手(ペア)。パートナーはアレクサ・シメカ・クニエリム、ヘイヴン・デニーなど。
2013年世界ジュニアフィギュアスケート選手権優勝。2022年世界選手権優勝。
経歴
元々はローラースケーターとして2002年にヘイヴン・デニーとペアを結成し、2004年にフィギュアスケートに転向し2008年までペアを組んでいたが解散。
2011年の春デニーフレイジャーとペアを再結成[1]。全米選手権のジュニアクラスで初優勝。世界ジュニア選手権では4位に入った。2012年の秋にはコーラルスプリングスに練習拠点を移し、コーチをジョン・ジマーマンとシルビア・フォンタナに変更した[2]。
2012-2013シーズン、ジュニアグランプリには1大会出場し4位。全米選手権はシニアクラスに初参加し5位となった。世界ジュニア選手権はSP、FSともにパーソナルベストを更新する演技を披露し優勝を果たした。
2014-2015シーズン、ドイツから移籍してきたインゴ・シュトイアーを新たにコーチに迎えた[3]。スケートアメリカでグランプリシリーズで初のメダルを獲得。全米選手権では銀メダルを獲得し、初の世界選手権の代表に選出された。
2015-2016シーズンのグランプリシリーズはデニーの怪我によりエントリーを見送った。デニーの治療の間はシュトイアーの勧めもありミシガン州カントンのマリナ・ズエワのコーチングチームに指導を受け、スケーティングスキルの改善に取り組んだ[4]。その後、コーチをロックニ・ブルーベイカーとステファニア・ベルトンに変更した[5]。
2016-2017シーズン、スケートアメリカで銀メダルを獲得した。全米選手権は優勝経験者のタラ・ケイン/ダニー・オシェイ組が棄権、アレクサ・シメカ/クリス・クニエリム組が体調不良で欠場する波乱の大会だった。SPは2位と出遅れるも、FSで逆転し同大会初優勝を飾った。しかしながら、世界選手権ではSPで2度の転倒をするなどミスが多発し20位に終わりFS進出はできなかった。
2017-2018シーズン終了後、コーチをジョン・ジマーマンとシルビア・フォンタナに戻した[6]。
2018-2019シーズン、デニーが夏に足首を疲労骨折してシーズンが始まった。スケートカナダで6位。フランス国際はデニーが疲労骨折した箇所に痛みが生じたため欠場した[7]。全米選手権では銀メダルを獲得。四大陸選手権では5位。
2020–2021シーズンからアレクサ・シメカ・クニエリムと新たにペアを結成。2022年世界選手権優勝。
主な戦績
- ヘイヴン・デニーとのペア (2011–2012 - 2019–2020シーズン)
- マンディ・ガーザとのペア (2009–10 - 2010–11シーズン)
大会/年
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2009-10 |
2010-11
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全米選手権
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3 N
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5 J
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詳細
2010-2011 シーズン
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開催日
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大会名
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SP
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FS
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結果
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2011年1月23日 - 30日
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全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(グリーンズボロ)
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5 44.84
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4 83.45
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5 128.29
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2009-2010 シーズン
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開催日
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大会名
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SP
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FS
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結果
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2010年1月14日 - 24日
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全米フィギュアスケート選手権 ノービスクラス(スポケーン)
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4 35.55
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2 77.14
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3 112.69
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プログラム使用曲
参考文献
- ^ Colorado junior pairs face California challenge
- ^ a b Change of scenery serves Denney, Frazier well
- ^ Steuer joins Zimmerman to train Denney, Frazier
- ^ On the mend: Denney plans August return to ice
- ^ a b Denney, Frazier seek fresh start in Chicago area
- ^ HAVEN DENNEY AND BRANDON FRAZIER ANNOUNCE COACHING CHANGE
- ^ Overcoming 4 Years Of Injuries, Tarah Kayne And Danny O’Shea Return To Health To Lead After Short At Nationals
- ^ Denney, Frazier shake off rust, impress in Detroit
外部リンク