ロベルト・フィルミーノ・バルボーサ・デ・オリヴェイラ
ロベルト・フィルミーノ・バルボーサ・デ・オリヴェイラ(Roberto Firmino Barbosa de Oliveira、1991年10月2日 - )は、ブラジル・マセイオ出身のサッカー選手。カタール・スターズリーグ・アル・サッドSC所属。元ブラジル代表。ポジションはフォワード。 クラブ経歴ホッフェンハイム2010年12月、ブラジルのフィゲイレンセFCからTSG1899ホッフェンハイムへ2015年6月までの契約で移籍[3]。2011年1月に正式に加入した。1か月後の1.FSVマインツ05戦で75分、セバスティアン・ルディとの交代でデビュー。4月16日のアイントラハト・フランクフルト戦で移籍後初ゴールを決めた。2011-12シーズンはリーグ戦3ゴールに終わった。2012-13シーズンは36試合に出場し、7ゴールを決めた。 リヴァプール2015年6月24日、リヴァプールFCと2020年6月までの5年契約で完全移籍した[4]。移籍金は明かされていないが、ドイツ紙『ビルト』によると4100万ユーロと報道された。 2015-16シーズン、2016年1月14日のアーセナルFC戦では2ゴールを決め[5]、リヴァプールが選ぶ2016年1月の最優秀選手に選ばれるなど[6]、リヴァプールでの1年目はリーグ戦では10ゴールを挙げた。また年間トータルでは、ミルナーの15アシストに次ぐ、チーム2位タイとなる10アシストを記録した[7]。 2016-17シーズン、2017年4月8日のストーク・シティ戦では決勝ゴールを奪うなど[8]、2年連続リーグでの2桁得点となる11ゴールを決めた。 2017-18シーズン、新加入のモハメド・サラーへ背番号11番を譲り、9番を背負うことになった。12月2日のブライトンとの対戦で2ゴールを決め、5-1での勝利に貢献した[9]。12月6日、UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第6節スパルタク・モスクワとの対戦では、2ゴールを決める活躍を見せて勝利に貢献し、チームのグループステージ首位通過に貢献した[10]。12月26日、スウォンジー戦では3試合連続ゴールとなる2ゴールを決める活躍で5-0での勝利に貢献した[11]。2018年1月30日、ハダースフィールド戦のゴールでリーグ3年連続の2桁ゴールを達成し、2月11日のサウサンプトン戦ではチームの先制点を決め2-0での勝利に貢献した[12]。2月15日、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント・ラウンド16、FCポルト戦の1stレグでは、ジェームズ・ミルナーのアシストからチームの4点目を決め、5-0での勝利に貢献した[13]。2月24日のウェストハム戦ではチームの3点目を決め勝利に貢献した[14]。UEFAチャンピオンズリーグ準決勝1stレグ、ASローマ戦では2ゴールの活躍で5-2での勝利に貢献した[15][16]。4月29日に新たにリヴァプールと長期契約を結んだ[17]。また、チャンピオンズリーグ初出場から11試合で通算10得点をあげ、史上最速タイを記録した[18]。 2018-19シーズン、9月15日、プレミアリーグ第5節トッテナムとの試合でベルギー代表DFヤン・フェルトンゲンから目潰しを喰らい、9月18日のUEFAチャンピオンズリーググループステージ第1節パリ・サンジェルマンFC戦ではその影響でベンチスタートとなったが、2-2で迎えた後半アディショナルタイムに決勝ゴールを挙げ[19]。プレミアリーグ第20節のアーセナル戦ではハットトリックを決めて5-1での勝利に大きく貢献した[20]。チャンピオンズリーグ決勝のトッテナム・ホットスパー戦では怪我上がりながら先発したが、目立つ活躍が出来ず[21]、ディヴォック・オリジと途中交代となったが、チームは優勝した[22]。 2019-20シーズン、8月のUEFAスーパーカップではマネの2ゴールをアシストし優勝に貢献、8月31日のバーンリー戦でゴールを挙げたことで、ブラジル人選手初となるプレミアリーグ通算50得点を達成した[23]。2019年12月、FIFAクラブワールドカップ準決勝のCFモンテレイ戦で決勝ゴールを決め、決勝のCRフラメンゴ戦でも延長戦で決勝ゴールを決め[24]。シーズンを通じて重要な役割を果たし、30年振りとなるリーグ優勝に貢献した[25]。 2020-21シーズン、11月22日、第9節、首位レスターとの対戦でゴールを決めて勝利、クラブ新記録となるホームゲーム64戦無敗記録に貢献した[26]。2021-22シーズン、10月16日、ワトフォード戦でハットトリックを決めた[27]。 2022-23シーズン、リーグ4節のボーンマス戦では2ゴールを挙げ、リヴァプールでの通算100ゴールを達成した[28]。シーズン後半には同シーズン限りでチームを離れるとの報道が出たが[29]、リーグ26節マンチェスター・ユナイテッドFC戦で途中出場から1ゴール1アシストの活躍、7-0で勝利した[30]。 2023年5月17日、ジェイムズ・ミルナー、アレックス・オックスレイド=チェンバレン、ナビ・ケイタと共に契約満了でリヴァプールを退団することが正式に発表された[31]。5月20日に行われたリーグ37節アストン・ヴィラFC戦では89分に同点ゴールを記録し、リーグ戦2桁ゴールを達成すると共に試合後に行われた退団セレモニーに自ら華を添えた[32]。リーグ最終節のサウサンプトン戦で先発出場してゴールを挙げ、リヴァプールでの最後の試合を終えた[33]。 アル・アハリ2023年7月4日、サウジアラビアのアル・アハリ・サウジFCと3年契約を結んだことを発表した[34]。8月11日、開幕戦のアル・ハズムSC戦でいきなりハットトリックの活躍を見せた[35]。 2024-25シーズン後半はサウジ・プロリーグで登録から外れるも、AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25では6ゴールを記録する活躍を見せ、アル・アハリの初優勝に貢献した[36]。 アル・サッド2025年7月23日、カタールのアル・サッドSCに移籍し、2年契約を結んだ[37]。 代表歴2014年10月23日、ブラジル代表に初選出され[38]、11月14日に行われたトルコ代表との親善試合で代表初出場を果たし、11月18日に行われたオーストリア代表との親善試合で初得点を挙げた。 2018FIFAワールドカップロシア大会、決勝トーナメント1回戦メキシコ戦で後半途中から出場、ネイマールのアシストから勝利を決定的とするブラジルの2点目を決め、ブラジルのベスト8進出を助けた。 コパ・アメリカ2019のメンバーに選出され、グループA第3戦のペルー戦では相手GKのミスを突き、ノールックでのゴールを決め、5-0での勝利に貢献。準決勝のアルゼンチン代表戦では1ゴール1アシストの活躍で決勝進出に大きく貢献した。 2021年6月、フィルミーノは母国開催の2021年コパ・アメリカに出場するブラジル代表メンバーに選出されました[39][40]。 一方で、フィルミーノは議論を呼ぶ中で、カタールで開催された2022年ワールドカップのブラジル代表メンバーには選ばれませんでした[41]。 プレースタイル2015-16シーズンに就任したユルゲン・クロップ監督のもとでは、ストライカーとも中盤の選手とも言えない、偽9番としてプレーし活躍している[42][1]。両サイドのフォワードやミッドフィールダーの走り込むスペースを作り、また時に自身の飛び込むスペースをも生み出すオフ・ザ・ボールの動きに優れる[1]。 プレミアリーグのフォワードでトップのタックル数、インターセプト数を記録するなど、守備の面でもハードワークを厭わず、献身的にピッチ中を走り回る[1]。 個人成績
代表歴出場大会
試合数
得点
タイトルクラブ
代表脚注
関連項目外部リンク
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