和歌山県道234号長井古座線

和歌山県道234号標識

和歌山県道234号長井古座線(わかやまけんどう234ごう ながいこざせん)は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町から同県同郡串本町に至る一般県道である。

概要

山の中を通る狭道であるが、農地や集落があるので生活道路として地元住民が利用。また、南海トラフ巨大地震など災害発生時の迂回路として機能するよう整備が続けられている[1]

那智勝浦町小匠から串本町上田原までは未開通である。未開通区間のうち、那智勝浦町中里から串本町田原へ抜ける区間の建設が進み[2][3]2023年12月に完成予定であったが、同年7月に八郎山トンネル(長さ711m、幅6.5m)で、工事を担当した業者の杜撰な工程や設計書類の改竄に起因する大規模な施工不良が確認[4][5]された。トンネル内部のコンクリートを全て剥がして安全を確認後に再施工となるため[6]、完成時期の見通しは不透明となった。

路線データ

  • 陸上距離:6.6km(分断区間を除く)(実延長:16.191km)
  • 起点:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字小匠(=和歌山県道45号那智勝浦本宮線
  • 終点:和歌山県東牟婁郡串本町田原(堂道橋交差点=国道42号

歴史

  • 1959年(昭和34年)5月14日、和歌山県が一般県道として長井古座線を県道として認定する。[7]

地理

通過する自治体

脚注

  1. ^ 「厚さ30cm必要なのに3cm」…和歌山の施工不良トンネル、前代未聞の原因と後始末” (2024年2月19日). 2025年1月28日閲覧。
  2. ^ 長井古座線 道路改良工事”. 和歌山県 県土整備部道路局 道路建設課. 2022年5月1日閲覧。
  3. ^ 和歌山県報 第60号”. 和歌山県 総務課. 2022年5月1日閲覧。
  4. ^ トンネルに空洞 厚さ不足でコンクリート貫通「30センチ必要なのに…わずか3センチ」”. MBSニュース (2023年7月27日). 2023年7月27日閲覧。
  5. ^ トンネルで大規模施工不良 業者、書類改ざん 和歌山県も確認不足”. 毎日新聞 (2023年7月27日). 2023年7月27日閲覧。
  6. ^ 検討委「ほぼすべてのコンクリートはがす必要」 検討委、和歌山・八郎山トンネル問題で”. 産経新聞 (2023年11月11日). 2023年11月11日閲覧。
  7. ^ 路線の認定及び供用開始”. 和歌山県例規集. 2022年5月1日閲覧。

関連項目

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