1980年の日本ハムファイターズ(1980ねんのにっぽんハムファイターズ)では、1980年の日本ハムファイターズの動向をまとめる。
このシーズンの日本ハムファイターズは、大沢啓二監督の5年目のシーズンである。
概要
前年7年ぶりのシーズン勝ち越しを果たしたチームは、新戦力としてトミー・クルーズとトニー・ソレイタを獲得するなど打線の大幅な改造に着手した。先発陣ではダブル高橋(高橋直樹・高橋一三)、間柴茂有などに加えて前年ドラフト1位の木田勇が入団して層が厚くなり、打線では東映末期から正捕手だった加藤俊夫の衰えもあって大宮龍男が2番手捕手として台頭するなど世代交代の兆しが見え始めた。クルーズ・ソレイタの両外国人につられるように打線も開幕から打ちまくり、投手陣ではルーキーの木田が22勝をあげて最多勝・新人王を獲得したほか、MVPも受賞。このほかにもダブル高橋や間柴なども例年通りの活躍を見せた。打撃陣では両外国人以外にも不動の4番・柏原純一や島田誠、古屋英夫など日本人野手も活躍するなど、投打が充実した1年だった。チームは前期・後期ともに近鉄・ロッテと激しく優勝を争い、後期は西武も優勝戦線に加わるなど大激戦だった。10月7日の近鉄との最終戦に勝てば後期優勝だったが木田が打たれて近鉄の軍門に下り、残り試合を全勝した近鉄にも抜かれ後期2位に終わり、通算3位で終了した(勝率は優勝の近鉄と2厘差)。オフにエース高橋直樹を放出して広島から守護神・江夏豊を獲得した。
チーム成績
レギュラーシーズン
1980年パシフィック・リーグ順位変動
前期
順位
|
4月終了時
|
5月終了時
|
前期成績
|
1位
|
南海 |
--
|
ロッテ |
--
|
ロッテ |
--
|
2位
|
ロッテ |
1.0
|
近鉄 |
2.0
|
近鉄 |
1.5
|
3位
|
阪急 |
1.5
|
日本ハム |
2.0
|
日本ハム
|
4位
|
日本ハム |
3.0
|
阪急 |
3.5
|
阪急 |
6.5
|
5位
|
西武 |
4.5
|
南海 |
4.5
|
南海 |
7.0
|
6位
|
近鉄 |
5.0
|
西武 |
6.0
|
西武 |
7.5
|
|
後期
順位
|
7月終了時
|
8月終了時
|
後期成績
|
1位
|
日本ハム |
--
|
日本ハム |
--
|
近鉄 |
--
|
2位
|
ロッテ |
0.5
|
ロッテ |
0.5
|
日本ハム |
0.5
|
3位
|
西武 |
0.5
|
西武 |
2.0
|
ロッテ |
2.0
|
4位
|
阪急 |
3.0
|
近鉄 |
3.0
|
西武 |
2.0
|
5位
|
近鉄 |
4.0
|
阪急 |
3.5
|
阪急 |
6.5
|
6位
|
南海 |
10.0
|
南海 |
15.0
|
南海 |
16.0
|
|
*優勝はプレーオフで決定。2位以下はプレーオフの結果に関係なく勝率順で決定
オールスターゲーム1980
できごと
選手・スタッフ
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監督 | |
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一軍コーチ | |
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二軍監督・コーチ | |
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投手 | |
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捕手 | |
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内野手 | |
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外野手 | |
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[1]
表彰選手
ドラフト
出典
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1940年代 | |
---|
1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
---|
1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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1946年の公式戦再開に先立って、1945年は終戦後開催の東西対抗戦にセネタースの選手が参加。 |