くまのプーさん 完全保存版
『くまのプーさん 完全保存版』(くまのプーさん かんぜんほぞんばん、The Many Adventures of Winnie the Pooh)は、ディズニーの「くまのプーさん」長編作品第1作である。 概要「くまのプーさん」中編映画 3作品に加え、繋ぎのシーンとエンディングを新たに追加した作品である。 物語開始時に作品のタイトルが書かれた分厚い本が開き、物語終了時に分厚い本が閉じるという演出を用いられた最後の作品である(童話を原作とした作品は、1989年公開の『リトル・マーメイド』まで途絶えるが、同作以降からこの演出が撤廃されるようになる)。 キャラクター
収録作品プーさんとはちみつ
元々、スペシャル・シリーズ第28作として公開。初公開時の邦題は「クマのプーさん」。 あらすじある日、プーは朝食としてはちみつを食べようとするが、壺はどれも空っぽ。プーは木に登って蜂の巣に向かおうとするが失敗。クリストファー・ロビンに風船を借りるがまた失敗。困ったプーはラビットの家ではちみつを沢山ご馳走してもらう。しかし、食べ過ぎて太ったプーはラビットの家の玄関につっかえてしまい、断食することになってしまう。その結果、プーはやっと玄関から抜け出せたのだが、こんどはハチの巣に引っ掛かってしまった。それでもプーは満足そうに蜂蜜を食べるのだった。 挿入歌
プーさんと大あらし
元々、スペシャル・シリーズ第30作として公開。同時上映は「おもちゃの王国」と「豆象武勇伝」。 あらすじ(大あらし)風の強い日に、プーはゴーファーの提案で「風の強い日おめでとう」を言いに行くことにする。しかし、その風はやがて大あらしへと化し、雨が降ってきて森は大洪水になってしまう。洪水が収まるとプーはピグレットを助けた英雄だと言われ、「英雄をたたえるパーティ」を開く。パーティー後にピグレットは自分の家をオウルに譲り、プーと暮らすようになる。 挿入歌(大あらし)
プーさんとティガー
元々、スペシャル・シリーズ第33作として公開。初公開時の邦題は「プーさんと虎」。同時上映は「ロビン・フッド」と「ドナルド・ダックの発明王」、「くじらのウィリー」。 あらすじ(ティガー)新しい仲間のティガーは持ち前の元気で森を明るくしているが、ラビットは畑を荒らされて大迷惑。ティガーを大人しくさせるためにプーとピグレットを誘い、ある作戦を立てる。ところがその作戦は失敗に終わった。ある雪の日、ティガーとルーは木登りをしていたが、高所恐怖症のティガーは降りられなくなってしまった。そこでプーたちはなんとか二人を助け、ティガーはもう飛び跳ねてはダメだと宣言され、トボトボ歩いて帰っていく。その様子を見た、プーたちはかわいそうに思い、ラビットも飛び跳ねることを許し、最後はみんなで飛び跳ねた。 クラシックス日本では1997年7月に名作ビデオコレクション名義のVHSが、2000年9月にクラシックス名義のVHSが「プーさんの待て待てボトル」及び「プーさんのびっくり箱」と同時に、2001年春にクラシックス名義のVHSが他のクラシックスと同時に、2003年春にDVDが他のクラシックスと同時にリリースされた。DVDには本作の後から作られた「プーさんとイーヨーのいち日」が映像特典として収録された。 声の出演
※ 吹き替えは上記のほか、「プーさんと大あらし」のみ吹き替えて公開された1970年版[1]と、「プーさんと虎」のみ吹き替えて公開された1975年版[2]の2種類が存在する(キャストはいずれも不明)。 スタッフ脚注注釈
出典関連項目
以上全てが「絵本の中で展開される世界」という点で本作と共通である。 外部リンク
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