2025年オーストリアグランプリ
2025年オーストリアグランプリ(英: 2025 Austrian Grand Prix、正式名称: Formula 1 MSC Cruises Austrian Grand Prix 2025[1])は、2025年のF1世界選手権の第11戦として、2025年6月29日にレッドブル・リンクで開催された。 本項目に記載されている時刻は全て現地時間(CEST / UTC+2[注 1])。 背景
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フリー走行FP12025年6月27日 13:30 (特記のない出典:[11])
フリープラクティスドライバーのディーノ・ベガノヴィッチ(フェラーリ)とアレクサンダー・ダン(マクラーレン)が参加した。トップタイムを記録したジョージ・ラッセル(メルセデス)から19番手のエステバン・オコン(ハース)まで1秒以内の僅差となった中、ランド・ノリスのマシンを走らせたF1公式セッション初参加のダンが4番手に入るとともに、高速コーナーにおける速度で20台中トップとなった。 FP22025年6月27日 17:00 (特記のない出典:[12])
FP1はダンにシートを譲ったノリスがトップタイムを記録し、チームメイトのオスカー・ピアストリがノリスに続き、マクラーレンが1-2で初日を終えた。タイヤについて、序盤は決勝想定のミディアムかハード、中盤は予選想定でソフト、後半は再びロングラン想定の走行を行うためミディアムかハードを使用するドライバーが多かったが、一部のドライバーは決勝でもソフトを使うことも考慮している。 FP32025年6月28日 12:30 (特記のない出典:[13])
このセッションもマクラーレンの1-2で、ノリスがピアストリに0.1秒の差を付けてトップタイムを記録した。 各セッションの順位
予選2025年6月28日 16:05 ※当初の開始予定は16:00[注 3] (特記のない出典:[21])
ランド・ノリスが唯一1分3秒台のタイムを出し、2番手のシャルル・ルクレールに0.521秒の大差を付けて今季3回目のポールポジションを獲得した。チームメイトでランキング首位のオスカー・ピアストリはノリスとルクレールに続く3番手を獲得した。一方、ホームグランプリを迎えたレッドブル勢は兄弟チームのレーシングブルズにも及ばない惨状で、Q1ではレーシングブルズ勢がレッドブル勢を上回るタイムを残し、リアム・ローソンは今季自己ベストの6番手、アイザック・ハジャーは13番手を獲得したが[22]、マックス・フェルスタッペンはローソンの1つ後方の7番手、角田裕毅は18番手に沈みQ1敗退を喫した。キック・ザウバーの新人ガブリエル・ボルトレトは初めてQ3に進出し、8番手を獲得した[23]。 Q2で第3戦日本GPと同様、ホームストレートのコース脇の芝生が発火したため赤旗が出されるハプニングがあった。 予選結果
決勝2025年6月29日 15:00 (特記のない出典:[28])
ランド・ノリスがポール・トゥ・ウィンで今季3勝目を挙げ、好スタートを決めてノリスとのトップ争いも見せたオスカー・ピアストリが2位に続き、マクラーレンが1-2フィニッシュで圧勝した。シャルル・ルクレールはピアストリに抜かれたものの3位をキープして表彰台を獲得した。 ホームグランプリとなったレッドブル勢は、マックス・フェルスタッペンが1周目にアンドレア・キミ・アントネッリと接触して早々にリタイアし、角田裕毅はフランコ・コラピントとの接触で10秒ペナルティを科せられ、2周遅れで最下位の16位に終わり、上位入賞どころかポイント獲得さえできない散々な週末となった。一方、兄弟チームのレーシングブルズは、リアム・ローソンが6位入賞を果たす健闘を見せた。キック・ザウバー勢は新人のガブリエル・ボルトレトが8位で初入賞し、ニコ・ヒュルケンベルグは最後尾スタートから9位まで挽回し、ダブル入賞を果たした。ウィリアムズのカルロス・サインツはフォーメーションラップで立ち往生し、オフィシャルの手でマシンを始動させてピットレーンからスタートを試みたが、リアブレーキから煙を上げたため決勝をスタートできなかった。これによりエクストラフォーメーションラップが行われ、当初予定の71周から70周に減算された。 レース結果
主な記録ドライバー
コンストラクター
第11戦終了時点のランキング
脚注注釈出典
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