2025年ハンガリーグランプリ
2025年ハンガリーグランプリ(2025ねんハンガリーグランプリ、英: 2025 Hungarian Grand Prix、正式名称: Formula 1 Lenovo Hungarian Grand Prix 2025[1])は、2025年のF1世界選手権の第14戦として、2025年8月3日にハンガロリンクで開催された自動車レース(ハンガリーグランプリ)である。 本項目に記載されている時刻は全て現地時間(CEST / UTC+2[注 1])。 背景
エントリー
エントリーリスト
フリー走行FP12025年8月1日 13:30 (特記のない出典:[10])
アストンマーティンは背中を負傷したフェルナンド・アロンソに代わりフェリペ・ドルゴヴィッチを、キック・ザウバーはニコ・ヒュルケンベルグに代わってポール・アロンをこのセッションに参加させた。アロンはマシントラブルでターン13にマシンを止め、セッションを途中で切り上げざるを得なかった。マクラーレン勢はランド・ノリスがトップタイム、オスカー・ピアストリがノリスと0.019秒差の2番手と好調な滑り出しを見せた。逆にレッドブル勢はマックス・フェルスタッペンがノリスに0.880秒差の9番手、角田裕毅はグリップ不足を訴え、フェルスタッペンから0.453秒遅い17番手と低調な結果に終わった。 FP22025年8月1日 17:00 (特記のない出典:[11])
FP1を欠場したアロンソがヒュルケンベルグとともにこのセッションから走行を開始し、チームメイトのランス・ストロールに次ぐ5番手に入った。マクラーレン勢はFP1に続き好調を維持し、ノリスがピアストリに0.291秒差でトップタイムをマークした。レッドブル勢はFP1同様不調で、角田は予選想定で初めてフェルスタッペンを上回り9番手となったが、ロングラン想定は低調だった。フェルスタッペンは予選想定・ロングラン想定の両方ともうまくいかず、角田から0.306秒落ちの14番手に沈んだ。 FP32025年8月2日 12:30 (特記のない出典:[12])
このセッションもマクラーレン勢が1-2で、ピアストリが最速タイムを記録した。レッドブル勢は前日同様苦戦を強いられ、フェルスタッペンはアンダーステアを訴え、ピアストリから1.246秒遅れの12番手と振るわず、角田は予選想定のアタックで前戦ベルギーGPの決勝同様チームとの齟齬があったためタイムを出せず、ミディアムタイヤで記録したタイムがベストタイムとなり19番手まで沈んでしまった。 各セッションの順位
予選2025年8月2日 16:00 (特記のない出典:[19])
シャルル・ルクレールがマクラーレン勢を退け、今季初のポールポジションを獲得した。オスカー・ピアストリは0.026秒、ランド・ノリスは0.041秒ルクレールに及ばなかった。 フェルナンド・アロンソとランス・ストロールのアストンマーティン勢はジョージ・ラッセルに次ぐ5-6番手、ガブリエル・ボルトレトは7番手と健闘した一方、レッドブル勢は苦戦を強いられ、マックス・フェルスタッペンはグリップ不足に苦しみ今季ワーストの8番手と[20]、兄弟チームのレーシングブルズを上回るのがやっとで、角田裕毅もQ1で11番手だったフェルスタッペンとは0.163秒差であったが、同じく15番手のフランコ・コラピントに0.024秒及ばず16番手で敗退した[21]。なお、角田はパルクフェルメ下で年間上限を超えるパワーユニットのエレメントに交換したため[注 2]、決勝はピットレーンからスタートする[23]。 予選結果
決勝2025年8月3日 15:00 (特記のない出典:[29])
1ストップ作戦を敢行したランド・ノリスが猛追するオスカー・ピアストリを抑えきり、今季5勝目を挙げた。ノリスはこの勝利により、ドライバーズランキング首位のピアストリとの差を9点に縮めた。ポールポジションからスタートしたシャルル・ルクレールはマクラーレン陣営の戦略にはまり、マクラーレン勢の先行を許したのみならずジョージ・ラッセルにも抜かれて4位で表彰台も逃した。ルクレールはラッセルに迫られた際に危険なブロックを行ったため5秒ペナルティが科せられたが、5位のフェルナンド・アロンソとは大差を付けていたため順位に変動はなかった。 アロンソとランス・ストロールのアストンマーティン勢は5位と7位でダブル入賞を決め、ガブリエル・ボルトレトも師匠アロンソのすぐ後ろを走り6位に入賞した。レッドブル勢は決勝も良いところはなく、マックス・フェルスタッペンは兄弟チームのレーシングブルズのリアム・ローソンにも及ばず9位[30]、ピットレーンスタートの角田裕毅は競争力を欠き17位に終わった。 レース結果
主な記録(特記のない出典:[39]) ドライバー
コンストラクター
第14戦終了時点のランキング
脚注注釈出典
|
Portal di Ensiklopedia Dunia