明治大学先端数理科学インスティテュート明治大学 > 明治大学先端数理科学インスティテュート
明治大学先端数理科学インスティテュート(めいじだいがくせんたんすうりかがくいんすてぃてゅーと、英称:Meiji Institute for Advanced Study of Mathematical Sciences、略称:MIMS)は、明治大学の附置研究所で、国内における現象数理学に関する研究分野の中心的な役割を担っていくことを目的に設立された。 文部科学省の共同利用・共同研究拠点(数学・数理科学分野拠点認定)に指定されている。 概要現象数理学の世界的拠点となることを企図し、地震などをはじめとした自然現象から世界経済に至るまで、現代社会が直面する広範な領域の問題の解決に取組む。文理両分野で学外者も多く含むプロジェクトを構築し、生物と数理の融合研究、人とデジタル製造と数理の融合研究、社会と代数構造の数理の融合研究、計測技術と数理の融合研究、折り紙式プリンターと数理の融合研究、錯覚と数理の融合研究などのプロジェクトを推進。 国際的活動としては、海外の有力研究拠点と研究交流協定の締結などにより、人事交流・研究交流を深め、クラウドダイナミックス,自己組織化,折り紙工学,データ科学,生命階層における時空間パターンなどのテーマで国際会議を開催している。 2014年に、文部科学省の共同利用・共同研究拠点に認定された。 研究組織
採択事業
他大学・研究機関との協力
教育MIMSの教育研究機関として、2011年に先端数理科学研究科、2013年に総合数理学部が設置されている。 セミナー・イベント現象数理学三村賞2017年創設。数理モデルの構築・解析を通して自然や社会の様々な現象に潜む謎を解き明かし、自然や社会を深く理解する枠組みとしての数理的視点の重要性を広く世間に伝える活動で顕著な業績をあげている研究者を表彰し、現象数理学の更なる発展を図ることを目的とする。
高校生によるMIMS現象数理学研究発表会2011年より毎年、「高校生によるMIMS現象数理学研究発表会」を開催。筑波大学附属駒場高等学校、聖光学院高等学校、広島大学附属高等学校などが多く入賞している。 イグノーベル賞2023年、宮下芳明教授及び、明治大学大学院博士前期課程に所属していた中村裕美特任准教授が、2011年に発表した論文「Augmented Gustation using Electricity」を対象として、イグノーベル賞(栄養学)を受賞した。微弱な電流を流すストロー・箸・フォークによって飲食物の味を変えて食体験の味覚を拡張するビジョンを掲げた電気味覚分野の研究であり、その後もキリンホールディングスやNTTドコモなどとの共同研究、社会実装が進められている。 尚、第2代所長の萩原一郎はNPO法人「日本版イグノーベル賞を目指すCSNPプロジェクト」の理事長を務めている。 所属研究員歴代所長
所員・研究員
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