高畑 淳子(たかはた あつこ、1954年〈昭和29年〉10月11日[3] - )は、日本の女優、声優、タレント。劇団青年座所属[3]。香川県善通寺市出身。特技は英語と水泳。
高畑の祖父と北川景子の母方の曾祖父が兄弟で血縁関係だが、7親等であるため法律上の親族ではない[4]。2度の離婚歴があり[5]、最初の夫の間に子はなく、長女の高畑こと美は2人目の夫との子。長男の高畑裕太は事実婚関係だった大谷亮介との子[6]。一人っ子である[7][信頼性要検証]。
来歴
幼少期から学生時代
大手建設会社に勤務した父親は転勤が多く、四国中を13回転居した[8]。高松市立桜町中学校、香川県立高松高等学校[7]卒業。高校時代には仏像の見学を趣味にしていた。学生時代、学業優秀[7]で運動も万能、思い出の場所として高松港と栗林公園を挙げており、「香川100万人のラブレター」にもエピソードが掲載されている[9][リンク切れ]。
なにか秀でたもの芽が出るかもしれないと、演劇を勉強できる桐朋学園大学短期大学部を受験し合格。戦時中に苦労した母がやりたい事をやって欲しいと賛成し進学した。[10][3]早稲田、慶應、東京女子、津田塾、お茶の水を受験しいずれも合格していたと本人は主張している[7]。
女優として
大学卒業後は劇団青年座に入団し、舞台女優としてデビューする。
高畑が25歳の頃、巨匠彫刻家の橋本堅太郎にモデルを頼まれ、快く受諾した。高畑曰く橋本は「とても優しい人だった」と印象に残っている。その木像が『なんでも鑑定団』で、700万円の値が付いた。
日活ロマンポルノの映画『嗚呼!おんなたち 猥歌』(1981年、監督:神代辰巳、主演:内田裕也)のヒロインに無名ながら抜擢()されるが、撮影直前になって出演を取りやめた(代役は中村れい子)[11][12]。内田裕也はこの時の騒動を許しておらず[11][12]、「会ったら蹴飛ばしてやろうと思ってんだけど、なかなか会わねぇんだよね」[13]といった言葉を残している。
1980年代後半から1990年代前半にかけて、東映特撮作品に多数出演し、特に『仮面ライダーBLACK RX』の悪役・マリバロンは当たり役となった。
1995年からは『3年B組金八先生』シリーズで養護教諭の本田知美役としてレギュラー入りを果たし、再び当たり役を得る。2003年の『白い巨塔』では東教授の妻・東政子役が高く評価され、バラエティ番組への出演も多くなった。
声優の仕事も多く、『刑事コロンボ』のフェイ・ダナウェイ、『エリザベス』のケイト・ブランシェット、『エアフォース・ワン』のグレン・クローズといった大女優の吹き替えや、『緑の丘のブルーノ』ではアナ役でレギュラー出演もしていた。さらに、アニメ作品でも活動している。
2006年の『魂萌え!』にて、テレビドラマ初主演を果たす。2014年秋の叙勲では、紫綬褒章を受章した。
出演
テレビドラマ
映画
舞台
- キル(1997年、野田地図)
- 第二章(1988)
- セイムタイムネクストイヤー(1985年、加藤健一事務所)
- カルメン(1991年、青年座)
- リセット(1999年、青年座)
- レティスとラベッジ(2001年、PARCO劇場)
- 悔しい女(2001年、下北沢本多劇場)
- フットルース(2002年、TBS・キョードー東京)
- パートタイマー秋子(2003年)
- 越路吹雪物語(2003年 - 2008年、松竹・読売テレビ) - 岩谷時子
- イントゥ・ザ・ウッズ(2004年、新国立劇場)
- 放浪記(2008年、シアタークリエ) - 日夏京子
- 組曲虐殺(2009年、ホリプロ、こまつ座) - 佐藤チマ
- Pal Joey〜パル・ジョーイ(2010年10月、青山劇場) - シンプソン夫人
- をんな善哉(2011年、青年座)
- 欲望という名の電車(2011年、青年座) - ブランチ
- 雪やこんこん(2012年、こまつ座)
- ええから加減(2012年・2017年、シアタークリエ) - 宇多恵
- 雪まろげ(2016年、シアター1010・シアタークリエ) - 主演・夢子[52]
- チルドレン(2018年、世田谷パブリックシアター) - ヘイゼル[53]
- パリ祭 シャンソンの祭典 (2019年7月、NHKホール/小田原市民会館/岡山シンフォニーホール/愛知県芸術劇場)
- 組曲虐殺(2019年10月-12月、天王洲銀河劇場ほか)
- トークショー としま国際アート・カルチャーフォーラム シリーズ「出番です。」(2020年2月、東京芸術劇場シンフォニースペース)
- 恋、燃ゆる。~秋元松代作『おさんの恋』より~(2020年10月-11月、明治座)
- チョコレートドーナツ(2020年12月 - 2021年1月、東京・PARCO劇場ほか)
- パリ祭 シャンソンの祭典 (2021年7月、愛知県芸術劇場大ホール/Bunkamuraオーチャードホール/岡山シンフォニーホール) - 神田サツキ 役
- 喜劇 老後の資金がありません(2021年8月 - 9月、新橋演舞場/大阪松竹座)
- 冬のライオン(2022年2月26日 - 3月15日、東京芸術劇場 プレイハウス)- エレノア
- さるすべり(2024年4月6日 - 15日、紀伊國屋ホール)[54][55]
- 陽気な幽霊(2025年5月 - 6月、シアタークリエ/梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ/福岡市民ホール 中ホール) - アーカティ夫人 役[56]
テレビアニメ
OVA
劇場アニメ
ゲーム
配信ドラマ
吹き替え
映画(吹き替え)
ドラマ
アニメ
ラジオ
朗読
バラエティ
CM
受賞歴
脚注
外部リンク
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10代 | |
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20代 | |
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30代 | |
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40代 | |
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50代 | |
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60代 以上 | |
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男性 | |
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特別 賞 | |
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*は複数回の受賞。男性は1992年から、60代以上は97年から、10代は99年から対象 |
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1回 - 10回 | |
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11回 - 20回 | |
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21回 - 30回 | |
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31回 - 40回 | |
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41回 - 50回 | |
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51回 - 60回 | |
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61回 - 70回 | |
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71回 - 80回 | |
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81回 - 90回 | |
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91回 - 100回 | |
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101回 - 110回 | |
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111回 - 120回 | |
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121回 - 130回 | |
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