エチカの鏡〜ココロにキクTV〜
『エチカの鏡〜ココロにキクTV〜』(エチカのかがみ ココロにキクてれび)[1]は、フジテレビ系列で2008年10月19日から2010年9月19日まで毎週日曜日 21:00 - 21:54(JST)[2]に放送されていた情報バラエティ番組[3]。ステレオ放送、字幕放送、ハイビジョン制作を実施。花王の単独スポンサー番組。 概要2007年4月15日から2008年9月14日まで放送がされていたTOKIO司会のバラエティ・トーク番組『メントレG』の後番組として2008年10月19日より本番組が放送開始された。 タモリが2005年10月11日から2008年9月9日までの3年間、主宰者を務めていた冠番組である、同局の教養バラエティ番組『タモリのジャポニカロゴス』が放送終了し、2008年秋改編時期にタモリが本番組のメイン司会を担当することが決定した。 2010年9月19日放送分を以って最終回を迎えて、約2年の放送の歴史に幕を下ろした。 スタッフの一部は、同年10月から、『JAPANロッケフェスティバル』を担当していた。 番組タイトルの意味番組タイトル名の意味(由来)は、17世紀のオランダの哲学者であるスピノザの主著『エチカ』に由来する[4]。 『“エチカ”』 = ラテン語で『倫理』という『人の生きる道』・『人の生き方』の意味であり、英語の「ethics」の原語である。『“鏡”』 = 「自分の心を映しだす鏡」の意味を示す。「生きて行く為のヒントが膨大に詰まった自分を見つめ直すためのお話」である。翌日は月曜日という週の始めで心を新たにして、1週間を頑張ろうという気にさせる応援番組である。『“〜ココロにキクTV〜”』 = 「もう一度自分の心に聞いて見る番組を目指したい」といった意味。通称は『エチカ』『エチカの鏡』。番組のキャッチコピーは「果たして、この男(タモリ)は泣くのだろうか。」 新聞などの番組表では、1行あたりの文字数(10文字程度)の都合により「エチカの鏡」と後の「〜ココロにキクTV〜」が省略されることが多かった。 オープニング話当初のオープニングでは、タモリが1人(1ショット)で「エチカとは、自分を見つめ直すためのお話。時に私たちが生きていくためのヒントにもなります。そんなエチカをお送りする番組です。」と必ず言い、お話(トーク)を展開していた。その後、背後の扉が開き、ゲスト4組程度が立って、タモリがスタジオへ歩いて来るのを拍手で出迎えていた。 だが、オープニング話は番組初回放送分から2009年2月1日放送分までであり、各業界で見つめ直してほしい『エチカ』(生き方)をタモリが独自に紹介していた。 2009年2月8日放送分から12月6日放送分までは、ミニコーナーとして『三行エチカ 〜これが私の生きる道〜』が開始されたために、タモリと高島、スタジオゲスト4〜5名(近年では4名に固定)が座った定位置、高島は番組進行位置より番組が開始されるようになった。 内容司会者であるタモリを番組の軸に据え、世界中から集めた名もなき視聴者や一般人のささやかな話(物語)や有名な話まで全人類の感動的な話を紹介。人それぞれの『エチカ』(生き方)ここでは、『生きていく為にヒントがたくさん詰まった自分を見つめ直すお話』の感動的な物語(お話)を1〜2話(番組開始当初は2〜3話)を番組独自に着取材し、スタジオにてVTR形式で紹介する。 そして、タモリを始めとする約4名(番組開始当初は5名、終盤には4〜10名)の各方面で活躍している俳優、女優、芸人(コンビの場合はピンで1名が出演)、スポーツ選手、各分野の専門家などさまざまな分野の豪華ゲスト陣を迎えて、番組独自により密着取材したVTRを見た後に重みのある感想や言葉などトークを繰り広げるというのが番組のコンセプトである。 密着取材をしているVTRが流れている時には画面左上にワイプ画面としてタモリを始めとするゲスト出演者、高島アナウンサーの顔が映し出されている。 番組内容を『○○スペシャル』と題して、過去に「黒部の太陽スペシャル」や「超英才教育スペシャル」、「障害を乗り越えた純愛スペシャル」などを番組内で取り上げた。 番組後半では、2009年2月8日放送分から12月6日放送分まではミニコーナーとして『三行エチカ 〜これが私の生きる道〜』が放送されていた。 番組が取り上げるテーマ(題材)であるエチカ(生き方)としては、
などがあった。 俳優・女優陣の起用初回放送分から2009年1月18日放送分までは、男性(俳優)・女性(女優)タレントが、世界中から集めた『エチカ』(生き方)など感動的な話(物語)を、各1話ずつ1名がリポーター(ナビゲーター)となって自ら取材し、そのVTRのナレーションも含めてVTR形式にてスタジオで紹介していた。 2009年1月25日放送分からはリポーター(ナビゲーター)制度を廃止し、番組全体のナレーションを槇大輔が担当して放送していた。 VTRの後にはその物語に関することを街角で男・女各50人、合計100人にアンケートし、その集計を紹介した。各エピソードでは一曲の1970〜1980年代の楽曲がそれぞれのテーマソングとして使われ、番組をドラマチックに盛り上げる演出となっていた。楽曲の一覧は番組公式ホームページで紹介されていた。 本日のハテナ毎週、ある『エチカ』(生き方)について視聴者からはがきやメールで送られてきた『ハテナ』(疑問や質問など)を当番組が密着取材・徹底調査し、当番組のスタッフがある人物に対してインタビューして、疑問や質問に答えてもらうコーナー。2010年2月7日放送分から開始。 出演者司会
進行ゲスト準レギュラー
スペシャルゲスト
主な座席順
通常(ゲスト4名固定の場合)
ゲスト多数(通常ゲスト4名以上の場合)
補足
ナビゲーター(リポーター)※ VTRのナレーションも含めて、初回放送分から2009年1月18日放送分まで。表示は登場順に記載。
リポーターナレーター
主なミニコーナー三行エチカ 〜これが私の生きる道〜心に秘めた可笑しくも哀しい生き方のルール、他人には言うまでもない心に秘めた自分なりの生き方である(エチカ)を3行の文章に凝縮した己の生き方『自分なりのエチカ(生き方)』を視聴者に番組公式ホームページや番組宛てにはがきで投稿してもらい、そのVTRを見てタモリを始めとするその日の4〜5人のゲストと円形席に座り、『わかる』 or 『わからない』で判定し「三行エチカ」について討論する番組後半のコーナー。視聴者の投稿により『三行エチカ』が採用されると、明日へのテンションが上がる「照明内蔵型エチカの手鏡」が投稿者にプレゼントされる。通称は「三行エチカ」。 VTRの後にはその「3行エチカ」に関することを街角で男性・女性各50人、合計100人にアンケートの集計結果を紹介する。進行は同じく、高島彩アナウンサー。2009年2月8日放送分からミニコーナー開始。放送されない週もあり不定期で放送されていた。2009年12月6日放送分を最後に以降は放送されていなかった。だが、当番組の専用ホームページでは募集を引き続き行っていた。 番組で良く取り上げられていた代表的な“エチカ”育児革命!脳科学おばあちゃん 久保田カヨ子の『言いたい事はようけある!』これまで過去3回に渡り『超英才教育スペシャル!』と題して子育て・育児方法などを紹介した結果、大反響を呼び、子育て方法・育児の悩みなど解決方法について、全国の視聴者から寄せられた質問(久保田の要望により、直筆のもののみ受け付けていた)に熱心に解答してくれる脳科学おばあちゃんである久保田カヨ子の育児相談コーナーの模様を番組独自に密着取材をする。久保田自身が出向いて育児相談に乗ることもあった。 久保田には2人の息子がおり、長男は独学で一級建築士に、次男は京都大学出身である。夫は京都大学名誉教授である久保田競。不定期で放送されていた。以前のタイトルは『脳科学おばあちゃん 久保田カヨ子の育児相談室』であった。 スーパー園児を育てる男 横峯吉文の驚きの保育園『ヨコミネ教育法』鹿児島県志布志市にある伊崎田保育園の園長である横峯吉文はスーパー園児&小学生の子供達を育て、弟は、民主党参議院議員の横峯良郎であり、横峯さくらの伯父でもあり、通山保育園・伊崎田保育園・たちばな保育園・スマイル教室・東京都世田谷区桜新町に2018年から小規模幼稚園を新設(キッズアカデミー桜新町校)の施設5か所で全国に400カ所以上フランチャイズ展開を行っている。鹿児島駅志布志市の保育園の側には、学童保育を行う施設がある保育園では、園児達に独自の「ヨコミネ式教育法」(勉強・運動・生活内容)などを番組独自に紹介する。不定期で放送されていた。 横峯が考案した子供をやる気にさせる4つのスイッチは、(1)競争をしたがる、(2)マネしたがる、(3)ちょっとだけ難しいことをやりたがる、(4)認められたがる、である。 伝説の女講師 平林都が行く病院・銀行・飲食店・美容院・自動車販売店などへ自ら出向き、研修を担当。現在では年間で300件以上の研修をこなし、企業の業績を100%UPさせる接遇術を腕に持つマナー講師である平林都が、直接研修場所へ出向き、研修や接客など指導する模様を番組独自に密着取材をする(この放送が、きっかけで平林都が一躍有名著名人になる)。 厳しいスパルタ指導をする。受講者に少しのミスでもあれば、関西弁で叱責し怒声を浴びせるのが特徴である。不定期で放送されていた。 体重103キロの恋愛カウンセラー 〜女性の魅力は見た目じゃない〜体重103キロの恋愛カウンセラーである羽林由鶴がモテない・結婚できないといった恋愛について女性相談者が男性に愛されるためのアドバイスについて羽林が紹介する。不定期で放送されていた。 人生を変える本屋さん 〜お客の悩みを解決するソムリエ〜人生を変える本屋さんの店主で「読書のすすめ」を経営する清水克衛(本のソムリエ)がら来客者の仕事・勉学・恋愛・育児といったさまざまな悩みを抱える人に対してその人にあった本を紹介する。不定期で放送されていた。 番組テーマ曲・主題歌オープニングテーマ曲
オープニング話BGM
エンディングテーマ曲
使用曲
ネット局と放送時間
日本テレビ系列・テレビ朝日系列とのクロスネット局であるテレビ宮崎は非ネット。(本来の時間にはテレビ大分と同様、『行列のできる法律相談所』を放送。) 特別番組
スタッフ
備考番組関連
エピソード
地上デジタル放送
放送時間の変遷
特別編成特別番組による放送休止
視聴率
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評価
関連商品書籍当番組で取り上げられた『エチカ』(生き方)が、それぞれの人物の単行本やDVDとして出版・販売されている。本の表紙の帯には『エチカの鏡』で紹介!!、『エチカの鏡』で大好評!!などと書かれている。
DVD
脚注・出典
外部リンク
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