鈴木福
鈴木 福(すずき ふく、2004年〈平成16年〉6月17日[3][4] - )は、日本の俳優。東京都出身[5][3][4]。テアトルエンターテインメント所属[3]。かつてはテアトルアカデミー(劇団コスモス)→ATプロダクションに所属していた[6]。伊那市観光大使[注 1][7]を務めている。兄弟姉妹はそれぞれ俳優の鈴木夢(長妹)、鈴木楽(弟)、鈴木誉(次妹)[8][9]。 略歴2006年(平成18年)、自身が1歳の時にNHK教育(当時)の『いないいないばあっ!』に出演し、芸能界デビュー[10][3]。2007年(平成19年)、日テレ系『君がくれた夏 〜がんばれば、幸せになれるよ〜』で主演の滝沢秀明の息子役を演じ、子役としてドラマデビューを果たす[11][3]。2008年(平成20年)、TBS系『佐々木夫妻の仁義なき戦い』最終話や、2010年(平成22年度)前半期のNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』や同年制作の映画『ちょんまげぷりん』などに出演した。 ![]() 2011年(平成23年)4月期のフジテレビ系ドラマチック・サンデー『マルモのおきて』に双子の弟・笹倉友樹役で出演。同作は大ヒットとなり、自身の大出世作となった[4]。同年5月に『マルモのおきて』で双子の姉役で出演した芦田愛菜とのユニット「薫と友樹、たまにムック。」名義による同作の主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」を歌唱し、歌手デビュー[12][3]。同年10月期の日本テレビ系土曜ドラマ『妖怪人間ベム』ではベロ役で出演した。同年12月31日に行われた第62回NHK紅白歌合戦に『マルモのおきて』で共演した芦田とともに白組最年少の7歳199日で出場[13]。 2012年(平成24年)2月2日に『徹子の部屋』の37年目突入記念の最初のゲストとして出演[14]。同年3月に公開の映画『ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜』にフーク役でゲスト出演をし、32本目を数えるドラえもんの映画シリーズのゲスト出演者の中では史上最年少での出演となる[15]。同年4月2日から『beポンキッキーズ』のメインキャストを同じ事務所の谷花音と共に史上最年少で務める。これは、2013年で40周年を迎えるポンキッキシリーズの歴史の中で初の試みとなる[16]。同年4月期のTBS系『コドモ警察』で連続ドラマ初主演を務める[17]。同年4月21日放送の『世にも奇妙な物語 2012年 春の特別編』「7歳になったら」で同番組史上最年少の主演で初のホラーを演じた。同年4月27日よりテレビアニメ『ドラえもん』の「100年後ボックスプロジェクト」のナビゲーターとして妹の鈴木夢と共に兄妹で月1回のペースでレギュラー出演をする[18]。同年4月30日から『森田一義アワー 笑っていいとも!』のHolidayレギュラーに抜擢される。学校が休みになる祝日や夏休みなどの長期休暇中のみの出演で、同番組史上最年少のレギュラーとなる[19]。同年5月に「第15回日刊スポーツ・ドラマグランプリ 助演男優賞」を史上最年少で受賞した[20]。同年12月5日に「イヤイヤYO〜!!」でソロデビューした[21]。 2013年(平成25年)2月6日に、『beポンキッキーズ』番組内のbeポンメロディとして「ネコニャンニャンニャン イヌワンワンワン カエルもアヒルもガーガーガー」を「福と花音」名義で発売。鈴木福(ユニバーサル)と谷花音(ビクター)の契約レコード会社の違いにより、ユニバーサルミュージック(EAST篇)およびビクターエンタテインメント(WEST篇)と、収録曲違いのものが両社で作られた。 2014年(平成26年)4月18日より、公式ブログ「笑う門には福ブログ」を開設し、毎日更新していた[22](2021年12月まで。その後2023年4月までは不定期更新)。 2017年(平成29年)9月24日、YouTubeチャンネル「鈴木福オフィシャル」を開設[23]。 2020年(令和2年)中学卒業後の3月22日、『真相報道 バンキシャ!』にてゲストコメンテーターを務め、それ以後も情報番組にコメンテーターとして不定期出演している。高校生コメンテーターは業界初[24]。 2022年(令和4年)12月。特撮テレビドラマ『仮面ライダーギーツ』においてジーン / 仮面ライダージーン役でレギュラー出演。 2023年(令和5年)3月、堀越高等学校を卒業し[25]。同年4月、慶應義塾大学環境情報学部へ進学した。 人物免許特技・趣味趣味は映画鑑賞[27]を挙げているほか、野球にもかなり打ち込んでおり[29]、小学生の時から始め[30]、中学校では野球部に所属[31][32]。プロ野球球団の広島東洋カープのファンである[33]。仮面ライダーに憧れており、いずれ変身したいとの夢を持っている(後述)。 エピソード子役時代『マルモのおきて』に出演した際に涙を流すシーンで当初はスタッフが目薬を用意していたが「涙は自前でいきます」と目薬の使用を断り、共演した阿部サダヲを驚かせた。同ドラマの視聴率が12%台から15%台に上がった週にはスタッフ全員でお祝いし、共演している芦田愛菜とともにフルーツポンチを作り、ふるまった[34]。 『妖怪人間ベム』で共演した亀梨和也、杏とともにプロ野球観戦に行っている。この観戦は亀梨の主導で実現したもので試合後には亀梨が仲介となり選手のサインボールをもらった[35]。 明星食品『チャルメラ』のCMを撮影した際、チャルメラを一生懸命に吹くシーンや電柱からおじさんを覗き込むシーンなどはアドリブでやっている。このCMは冬の設定だが実際の収録は夏に行われており、当日は収録のためにエアコンを入れることができないという過酷な状況だったが弱音を吐かず最後までやり遂げ、ナレーションの収録時には喉の奥にできた口内炎の痛みに耐えて収録をし、周囲のスタッフを感心させた[36]。当初、製作スタッフはチャルメラおじさんに似せるために特殊メイクも視野に入れていたが検証の結果、切り抜いたフェルトのパーツを数十種類用意し、肌に優しい特殊な糊で顔に貼り付けることになった[37]。 『コドモ警察』シリーズの福田雄一監督は「(鈴木福は)普通の子どもで、学校帰りに撮影に来れば、その日に学校で何があったかを無邪気に話し、遠足帰りに来れば、遠足に行ったままのリュック姿で『今日、遠足でさ〜』って話すので最高に嬉しかった」と語っている[38]。『コドモ警察』シリーズでは「たどたどしく言うように」という福田雄一監督の要求があった[39]。 『夫のカノジョ』の撮影の合間、太陽が雲に隠れてしまった時に、雲が晴れるように祈りを込めて踊っているという、自らが考えた「デロデロの舞」を披露したりと、共演者やスタッフを楽しませていた[40]。撮影は楽しく行われ、オールアップの瞬間には号泣するほどで、最後は涙を堪えながらも、一生懸命挨拶を行っていた[41][42]。 映画『ピラメキ子役恋ものがたり』で共演したお笑いコンビ『はんにゃ.』の金田哲は「本番前まで一緒にふざけてるのに、本番になるとスイッチが入ってすごい」とコメント[43]。 2014年12月17日の記事内容にて、少年誌「月刊コロコロコミック」10月号の応募懸賞に当選し、念願の『妖怪ウォッチレジェンドメダル6枚セット』を手に入れたことを明かした[44]。同雑誌の懸賞当選欄に名前が掲載されていたことから、Twitterなどで話題に上がっていた[45] テレビ朝日系ドラマスペシャル『遺留捜査(2015年5月17日)の撮影の際も、クライマックスシーンの立ち位置についた状況で、本番の直前まで「ラッスンゴレライ」をやって遊んでいたと言う。主演の上川隆也は鈴木の持つ集中力の高さに脱帽し「細やかに役と向き合ってらっしゃる方だったら、ややもすれば『ちょっと今は…』と言ってしまいそうな場面ですから。それすらないわけですから、そこが鈴木福くんのすごさなんでしょうね」と語り、その様はまさに「驚天動地」と評している[46][47]。また「福くんのお芝居に舌を巻きました。共演者、スタッフも含め、全員が福くんに完全にやられました!」と、興奮気味に撮影を振り返った。クライマックスの泣きの演技には、上川も胸を打たれ、湧き上がる感動を抑えることができなかったという[48]。 仮面ライダー関連幼少期より『仮面ライダー』が大好きだとインタビューで語っており[49]、2歳のときに仮面ライダーになりきって椅子から大きくジャンプしていた[50]。同シリーズは3歳の時に『仮面ライダー電王』を観てから観続けており、だんだん周囲の友人が観なくなってしまい、自分も卒業しようかと思ったが、役者の仕事をしていることから、自分もいつか出演してみたいと、目標にし続けていたという[3]。『電王』では仮面ライダー電王 ウイングフォームや仮面ライダーゼロノス、仮面ライダーネガ電王、『仮面ライダーW』では仮面ライダーW ルナジョーカーやファングジョーカー、仮面ライダーアクセルが好きであるといい、レアなライダーやフォームが好きであるという[3][注 2]。
2021年には セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記(仮面ライダー+スーパー戦隊映画)にて石ノ森章太郎役を演じている。その際はサブライダーが好きと語っている[52]。 その翌年、夢がかない『仮面ライダーギーツ』(2022年 - 2023年)にレギュラー出演[53]した際「仮面ライダージーン」への変身を果たしている[54]。鈴木は『ギーツ』の一次オーディションに応募書類を出しており「映画に出た方をオーディションする訳にも行かない」と制作が書類の預かりとしていた所、サポーターライダーというぴったりの役柄が生まれたことでオファーすることとなったと仮面ライダーWEB(東映公式ブログ)で語られている[55]。 家族母親は和楽器奏者で琴のコンクールでの受賞歴やテレビやラジオで和楽器を演奏した経験もある。2011年現在は東京都内の自宅で子ども向けの和楽器リトミック教室を主宰しており、鈴木福本人や妹の夢も演奏会に参加している[57]。中学校時代の同級生につるの剛士と坪田塁がいるとのこと[58]。 祖父は尺八奏者の川村泰山[59]。祖母は箏曲演奏家で伊那市芸術文化大使の川村利美[60]。叔父も尺八奏者の川村葵山[61]。長野県[62]と大阪府[63]に曾祖母が住んでいる。 受賞歴俳優2012年
2013年
音楽2011年
2012年
その他2011年
2023年 出演※大文字は主要キャスト テレビドラマ
映画
WEBドラマ
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