マジすか学園
『マジすか学園』(マジすかがくえん)は、テレビ東京制作でテレビ東京系列のドラマ24枠(毎週土曜0時12分 - 0時53分〈金曜深夜〉)で2010年に放送されたAKB48出演の連続テレビドラマ。 概要主演の前田敦子をはじめとするAKB48のメンバー、さらに姉妹グループのSKE48やSDN48のメンバーも多く出演する、多人数のドラマ。 企画・原作を務めた総合プロデューサー・秋元康は「AKB48をアイドルっぽく見せないドラマを作りたい、そしてこの人数の多さと各メンバーの個性を生かしたい。そう思ってこのドラマを企画しました」と語っていた。 出演メンバーの多くにとって本作品がドラマ初出演となったため、開始時にピンポーンという効果音とともに「このドラマは、学芸会の延長であり、登場人物の一部に、お見苦しい(?)演技がございますが、温かく見守ってご覧いただければ幸いです」といった断り文や、予告編では「大根役者勢揃い、成長中」のテロップが挿入されていた。最終話では、「御礼 学芸会の延長みたいなドラマにお付き合い頂き、ありがとうございます。おかげさまで彼女たちの演技がほんの少し成長できたと思います。最後にもう少しお付き合いください」、「大根役者、卒業」に変更された。 個々のメンバーがピンで活躍しているため、オンエア上は数分のシーンでも出演者同士のスケジュールを抑えるのが非常に大変だったという。また、出演者は皆アクションシーンを相当本気で挑んだため、拳や蹴りが思い切り当たり、病院に何度も運ばれたメンバーもいた[1]。 特徴として、出演者のグループ内での現実の立場(実際の劇場やコンサートなどでのステージ上のポジショニングや個々のキャラクター)[2]やエピソードを匂わせるメタフィクション的な台詞がたびたび登場し、AKB48のファンでなければわからないような内容のものも多い。その傾向は続編『マジすか学園2』で一層顕著となり、チーム内で伸び悩んでいる状況をシニカルに揶揄されたり(内田眞由美)、スキャンダルなどを自虐的に表現する台詞(菊地あやか)が非常に目立つようになった。また、AKBについても「握手会のないAKB」「バカ受けするたかみな」などの自虐的な台詞がある。 あらすじ
悪名高きヤンキー高校・私立馬路須加女学園(しりつまじすかじょがくえん、通称:マジ女)。そこに前田敦子という生徒が転校してきた。一見メガネをかけ地味な風情を装っているが暗い過去があり、それを引きずり人目を避けるように生活していた。ところが、同じ日に同じクラスに転校してきた鬼塚だるまを助けたことでそのケンカの強さが学園内に知れ渡りケンカに明け暮れることになる。主にマジ女の大島優子率いるマジ女史上最強武闘派集団ラッパッパ、マジ女生徒、そのライバル校・矢場久根(やばくね)女子商業高校などの強豪ヤンキーたちから次々に挑戦を受けることになる。前田も数々のタイマンを重ねるうちに、互いに認め合った者たちに対して心を開いてゆくが… 登場人物※本人同名役は、名前の横に(※)を付記。ニックネームで呼ばれているキャラクターの本名は演者と同じ。ただし、ミキ・チハル・サナエのように下の名が異なるキャラクターは除く。 馬路須加女学園
最強武闘派集団ラッパッパ(吹奏楽部)部室は校舎最上階の一番奥にあり、そこに続く階段は一つしかない。ラッパッパの部室の横にはバリケードがある。部外者が階段を登ることは「ラッパッパへの挑戦」を意味する。例外としてネズミは敵対したとは見なされていない。また劇中の描写を見る限り、優子(部長)やサド(副部長)の承諾がなければ入部できない。幹部格の精強四人衆「四天王」は、各々の個性にマッチした色合いのスカジャンを着用している。
前田四天王
生徒
教員関係者
矢場久根女子商業高校馬路須加女学園のライバル校。通称「ヤバ女」。大人数で少数の相手(1人含む)を袋叩きにするのがスタイル。木刀やバットなどの武器も平気で使う。ネズミに唆されてアジトで前田を襲うが、前田の性格凶変とサドの参戦により形勢逆転し、敗れ去る。
前田家
その他の登場人物
設定の変更点製作発表時に公開された設定を変更している点がいくつか存在する。
主題歌・挿入歌何れもAKB48の楽曲を使用。 主題歌・挿入歌 オープニングテーマ
放送日程
ネット局→「ドラマ24」を参照
スタッフ
過去のスタッフ
エピソード
本作品の影響からマジすか新規と呼ばれるAKB48のファンが急増した。 脚注注釈
出典
関連項目
外部リンク
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