天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会開催国 |
日本 |
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開催期間 |
2024年5月25日 - 11月23日 |
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参加チーム数 |
88 |
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優勝 |
ヴィッセル神戸 |
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準優勝 |
ガンバ大阪 |
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試合総数 |
87 |
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ゴール数 |
301 (1試合平均 3.46点) |
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観客動員数 |
335,743 (1試合平均 3,859人) |
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天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会(てんのうはい JFA だい104かいぜんにほんサッカーせんしゅけんたいかい)は2024年5月25日から11月23日まで開催された天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会。
概要
2023年12月14日に行われた日本サッカー協会 (JFA) 理事会で大会スケジュール案について承認された[1]。この時点では準々決勝までの日程が決まり、準決勝・決勝の日程については後日発表とされ、2024年3月12日にJFAより10月27日準決勝、11月23日国立競技場にて決勝の日程が発表された[2]。
前回(103回)大会のラウンド16で発生したトラブルの責任を負う形で浦和レッズの今大会参加資格が剥奪されており[3]、この兼ね合いでアマチュアシードが前年までの1チームから2チームに増加している。
本大会は、歯科医院向けの決済サービスプロバイダであるSCOグループが特別協賛する[4]。
本大会の優勝チームには、AFCチャンピオンズリーグ2 2025/26(ACL2 25/26) への出場権が与えられる。ただし、本大会優勝チームが2024明治安田J1リーグで上位となるか、AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25 (ACLE24/25) で優勝し、次回大会のAFCチャンピオンズリーグエリート2025/26 (ACLE25/26) の出場権を獲得した場合、ACLE25/26の出場権が優先され、ACL2 25/26には2024明治安田J1リーグの次点クラブが繰り上がって出場する(天皇杯の準優勝クラブが繰り上がることはない)[5]。
日程
2023年12月14日にJFA理事会で承認された日程[6]及び2024年3月12日に発表された日程[2]に基づく。2回戦から準々決勝までは全て平日(水曜日)に開催される。J1、J2のチームは2回戦から登場する。
試合 |
開催日 |
予備日
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1回戦
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5月25、26日
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5月29日
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2回戦
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6月12日
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6月19日
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3回戦
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7月10日
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7月17日
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4回戦(ラウンド16)
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8月21日
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8月28日
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準々決勝
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9月18日
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9月11、25日
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準決勝
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10月27日
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決勝
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11月23日
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出場チーム
以下の「出場回数」についてはJFAの公式記録に基づくが、基本的には「前身となるチーム(クラブ化前の実業団チーム、など)からの通算回数」としている。ただし、一部に例外もある。
J1リーグ
2024年のJ1リーグ所属の全20チームのうち、参加資格の無い浦和レッズを除く19チーム[2]。
J2リーグ
2024年のJ2リーグ所属の全20チーム[2]。
アマチュアシードチーム
日本フットボールリーグ(JFL)及び全日本大学サッカー連盟 (JUFA) が選出する2チーム[2]。
都道府県代表
備考に出典の無い30都道府県は5月12日に代表決定[7]。
→都道府県選手権大会については 公式サイト も参照
出場回数に関する備考
試合結果
3回戦までの対戦カードは2024年3月12日に発表された[2]。
1回戦
2回戦
3回戦
ラウンド16(4回戦)
ラウンド16(4回戦)以降の組み合わせ抽選は、2024年7月12日に東京ドームシティにある日本サッカー協会の展示施設「blue-ing!」にて公開で行われ[20]、日本サッカー協会の公式YouTubeチャンネル「JFA TV」で生配信された[21]。抽選にあたっては、16のポジションを先に選び、その後で当てはまるチームを選ぶ方式で行われたが、AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25に出場するヴィッセル神戸、横浜F・マリノス及びAFCチャンピオンズリーグ2 2024/25に出場するサンフレッチェ広島の3チームについては、同大会との日程調整との関係から、準々決勝に進出した際にホームスタジアムで開催できるよう、3チームが準々決勝で対戦しないように先行して抽選が行われた。ゲストドロワーは天皇杯優勝経験のある播戸竜二と那須大亮、進行役は特別協賛社のSCOグループ広報・フリーアナウンサーの福田典子。
準々決勝
準決勝
決勝
決勝に駒を進めたのは、準決勝で試合終了間際に勝ち越されながらも、後半アディショナルタイムのDF中谷進之介のゴールにより土壇場で追いつき、更に延長戦終了間際のFW坂本一彩の決勝ゴールで横浜FMを下し、第100回大会(2020年度)以来4大会ぶりの決勝進出を決め、Jリーグ発足後8回目の決勝進出で9大会ぶり5回目の優勝を目指すG大阪[22]と、前後半の得点で京都との関西ダービーを制し、初優勝した第99回大会(2019年度)以来5大会ぶりの決勝進出を決めた神戸[23]の2チーム。天皇杯の決勝戦で関西勢同士のクラブが対戦するのは、第33回大会の全関学対大阪クラブ以来実に71大会ぶりで、Jリーグが発足した1993年以降では初の事例となった[24]。
2日前の練習で右ハムストリングの肉離れを負傷したFW宇佐美貴史をベンチ外としたG大阪に対し、神戸は戦線を離脱していたFW大迫勇也が先発に復帰したこの試合[25]、立ち上がりからG大阪が神戸陣内に攻め込む場面を多く作り出すが、神戸が堅い守備でこれを封じ、前半はスコアレスで折り返す[26]。
後半に入り、G大阪がMF倉田秋に替えてMFウェルトンを投入、神戸もMF井出遥也に替えてFW佐々木大樹を投入すると徐々に試合が動き出し、64分(後半19分)に神戸がGK前川黛也からのロングキックをFW佐々木が潰れながらも収め、そのこぼれ球をFW大迫が拾うと、左を駆け上がってきたFW武藤嘉紀にパス、武藤はペナルティエリア外からクロスボールを上げると一旦はブロックされるが、こぼれ球に詰めたFW宮代大聖がゴールに押し込んで神戸が先制点を挙げる[27]。このあとG大阪も攻撃的な選手を次々と投入するも、神戸の守備を最後まで破ることは出来ず、神戸が5年ぶり2度目の天皇杯を獲得した。
なお、その後神戸がJ1を制し2冠を達成したため、天皇杯勝者に与えられるACL2 25/26への出場権はJ1の次点クラブに振り替えられることになった。
脚注
注釈
- ^ 当初は高知県立春野総合運動公園陸上競技場での開催が予定されていたものの、2024年4月14日に変更が発表された[8]。
- ^ 当初はみやぎ生協めぐみ野サッカー場Aグラウンドでの開催が予定されていたものの、2024年5月5日に変更が発表された[12]。
- ^ a b 当初は、マッチナンバー36が6月19日にニッパツ三ツ沢球技場で、マッチナンバー41が6月12日にニッパツ三ツ沢球技場でそれぞれ開催予定と発表があったが、横浜F・マリノスがAFCチャンピオンズリーグ2023/24 (ACL) 準決勝に進出し、F・マリノスがACL決勝に進出した際のJ1リーグ日程変更の可能性が生じた(後に6月19日のニッパツ三ツ沢球技場はJ1第13節・横浜F・マリノス対サンフレッチェ広島の試合会場として使用決定[15])ことから、3月19日の時点でマッチナンバー36を6月12日開催に変更した上でマッチナンバー41の試合会場を調整中に変更し[16]、4月7日に、マッチナンバー41をマッチナンバー13の勝者の地域での会場(岐阜県代表が勝利した場合は岐阜市の岐阜メモリアルセンター長良川競技場、静岡県代表が勝利した場合は沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場)で実施すると発表された[9]。1回戦で岐阜県代表(FC岐阜)が勝利したため、長良川競技場での開催が決定[17]。
- ^ a b マッチナンバー63は、当初は7月10日に開催予定だったが、雷雨のため試合開始直前に開催延期が決定し[18]、予備日である17日に開催される[19]。ラウンド16抽選の時点で勝ち上がりが決まっていなかったため、マッチナンバー74の試合会場は、3回戦でJAPANサッカーカレッジが勝ち上がった場合はデンカビッグスワンスタジアム(新潟市)で、レノファ山口FCが勝ち上がった場合は維新みらいふスタジアム(山口市)で開催する、と定められた。マッチナンバー63でレノファ山口FCが勝利したため、マッチナンバー74は山口での開催が決定。
出典
関連項目
外部リンク
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※取り消し線は中止となった大会 | 1920年代 | |
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1930年代 | |
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1940年代 | |
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1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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大会 - 予選 - 優勝 |
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カップ戦 |
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世代別の リーグ戦 / カップ戦 |
1種 (一般) | |
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2種 (高校生年代) | |
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3種 (中学生年代) | |
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4種 (小学生年代) | |
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各クラブのシーズン – 女子 (試合日程と結果、 移籍 (入団と退団)、記録と統計など) | WEリーグ | |
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