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この項目では、2023年9月にプロ入りした、LPSA番号23の女流棋士、磯谷祐維(いそや ゆい)について説明しています。
- 2018年11月にプロ入りした、LPSA番号21の女流棋士「いそたに まほ」については「礒谷真帆」をご覧ください。
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磯谷 祐維(いそや ゆい、2003年1月15日 - )は、将棋の女流棋士[1]。LPSA番号は23[1]。岐阜県各務原市出身[1]。山崎隆之九段門下[1]。国士舘大学中退[2][3][4][5][6]。
棋歴
女流棋士になるまで
小学3年で将棋を始める[7]。
翌2012年に東海研修会に入会(F2クラス)[8]、2016年7月にはB2クラスまで昇級[9]。
2017年9月に奨励会に6級で入会するも、2018年7月に成績不振のため奨励会を退会[10]。翌年、再度奨励会試験を受けるも不合格となる[11]。以降、アマチュアとして活動する。
2023年2月、関東研修会にC1クラスで再入会[12]、同2023年4月にB2クラス昇級[12]、同2023年8月に規定対局数48局の条件を満たし[12]、女流2級の資格を得る。
アマチュア参加可能の女流棋戦においては、2022年のYAMADA女流チャレンジ杯ではアマチュアながらベスト4入り。また、2020年、2023年のマイナビ女子オープンでは二度の本戦入り。二度目の第17期マイナビ女子オープンではチャレンジマッチ・予選をアマとして勝ち進み、本戦進出決定後にプロ入りすることになった。
女流アマ棋戦では、2021年、2022年の女流アマ名人戦2連覇[13][14]。また、2018年、2019年、2022年の女子アマ王位戦では2連覇を含む優勝3回[15][16][10]。
学生アマ棋戦では、2022年1月の第42回全日本学生将棋女流名人戦(2021年度)で優勝[17][5]。
- アマチュア・奨励会員時代の戦績
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- 女流棋戦
- アマチュア棋戦
女流棋士として
2023年9月1日付で日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属の女流2級となった[1]。
アマチュアとして出場した第8回YAMADA女流チャレンジ杯では、3回戦勝利後にプロ入りし準々決勝から女流2級、決勝進出により女流1級に昇級。決勝戦で野原未蘭女流初段に勝利し女流棋戦初優勝[24]。「YAMADA女流チャレンジ杯優勝」の昇段規定を満たして女流初段に昇段。棋戦進行中にアマチュアから女流初段まで一気に駆け上がる成果を挙げた。
人物
- 日本女子プロ将棋協会への所属を決めたのは「例えば髪色が奇抜でも認めてもらえ、より自分らしく活動できると考えたから」と話す[25]。
- 同じく日本女子プロ将棋協会所属の礒谷真帆と苗字が似ているが、そちらは苗字の読みが「いそたに」で異なり、「いそ」の漢字も異なっている。しかし、日本将棋連盟の公式サイトなどでは、明確に区別するため、苗字のみの表記の場合は磯谷を「磯谷祐」、礒谷を「礒谷真」と表記する場合がある[26]。
- 棋士の高田明浩とは同じ各務原市鵜沼地区に住んでいたこともあり、将棋大会でも対戦があった[27][28]。
- 2019年の奨励会試験で同い年の大島綾華に5回の千日手の末[29]、敗れて不合格になっていて、2024年の第14期女流王座戦の一次予選で大島に勝ったことについて同年のインタビューで「その時の借りを返せたように思います」とコメントした。また、同年の大島のタイトル挑戦について「悔しい気持ちがありました」とコメントした[30]。
昇段・昇級履歴
- 研修会・奨励会
- 2012年04月00日 - 東海研修会 入会(F2クラス)[8]
- 2016年07月00日 - 東海研修会B2クラス昇級[9]
- 2017年09月00日 - 関西奨励会 入会(6級、試験合格)
- 2018年03月00日 - 関西奨励会 7級(降級)
- 2018年07月00日 - 関西奨励会 退会(7級から降級)
- 2023年02月00日 - 関東研修会 再入会(C1クラス)[12]
- 2023年04月00日 - 関東研修会B2クラス昇級 [12]
- 女流棋士
主な成績
棋戦優勝
女流棋戦別成績
年度別成績
著作
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
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タイトル保持者 【4名】 |
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永世称号 有資格者 |
女流七段 清水市代(クイーン四冠:クイーン名人・クイーン王位・クイーン王将・クイーン倉敷藤花)
女流六段 中井広恵*(クイーン名人)
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0女流五段 【03名】 (引退 1名) |
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0女流四段 【10名】 |
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0女流三段 【11名】 |
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0女流二段 【21名】 |
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0女流初段 【19名】 |
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0女流1級 【07名】 |
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0女流2級 【07名】 |
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2025年度 引退者 【1名】 | |
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2025年7月7日時点(現役81名・2025年度引退者1名) / 無印は日本将棋連盟所属 / ※印は日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属 / *印はフリー △は2025年度の昇段(級)、「月」は昇段(級)月〈月表記なしは期首4/01付〉。(新)は2025年度のプロ入り。(引退)は2025年度引退者(別記あり)。 これまでの引退者・退会者についてはTemplate:将棋の引退女流棋士参照。詳細は将棋の女流棋士一覧を参照。|2026年度 > |
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白玲 | |
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A級 | |
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B級 | |
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C級 | |
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D級 | |
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次期参加 | |
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棋戦未参加 | |
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数字は順位 / 名前横の「休」は今期休場者 / D級の「*」は降級点の数(降級点3つで女流順位戦の参加資格を失う) 「次期参加」は組み合わせ抽選基準日以降にプロ入りした女流棋士(当期は不参加) |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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関連項目 | |
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タイトル戦経験者を除く女流二段以下、プロ入り15年以下の女流棋士、及びアマ1名が参加。第3回まで棋戦名称「女子将棋YAMADAチャレンジ杯」 |