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FNS27時間テレビ (2004年)
『FNS27時間テレビ めちゃ²オキてるッ! 楽しくなければテレビじゃないじゃ〜ん!!』(FNS27じかんテレビ めちゃめちゃオキてるッ たのしくなければテレビじゃないじゃ〜ん)は、フジテレビ系列で2004年7月24日(土曜)18:30 - 7月25日(日曜)21:00(JST)まで生放送された18回目となる『FNS27時間テレビで、タイトルロゴでは『めちゃ²オキてるッ!』の後に「-What A wide awake↑we are!-」(ホワット・ア・ワイド・アウェーク・ウィ・アー!)のサブタイトルが入る。
概要
2002年から続いていた感動路線から2001年以来の3年ぶりにバラエティ路線に回帰した。今回のテーマは「楽しくなければテレビじゃないじゃ〜ん!!」。これは1980年代のフジテレビの「楽しくなければテレビじゃない」というスローガンにちなんでいる。平均視聴率は16.9%で歴代4位(当時)をマークし、瞬間最高視聴率も32.7%を獲得し30%を越えた。
従来『27時間テレビ』の演出は分担制であったが、『めちゃ2イケてるッ!』をベースに『めちゃイケ』の総監督である片岡飛鳥1人が全てを取り仕切った。総合司会には『めちゃイケ』からナインティナインが起用され、「ナイナイのオファー」という設定で中居正広(当時SMAP)が2000年以来、4年ぶりに再起用された。なお、この3人はナインティナインが『笑っていいとも!』にレギュラー出演していた時代に金曜日レギュラーとして共演、「One hundred」というグループを結成しており、それを復活させるという形となった。
下記のほか、「めちゃイケ中居正広と日本一周○○の旅」や『はねるのトびら』も参照のこと。
主な出演者
総合司会
進行
めちゃイケメンバー
その他
ほか
企画・コーナー
※所属・肩書きは当時
通し企画
極楽とんぼの加藤浩次が台場のフジテレビ本社まで100kmの道のりを走る。他局の24時間マラソンとは違い、道中には数々の「妨害」(コント)が含まれていた。
- 『めちゃ2イケてるッ!』の後輩番組である『はねるのトびら』メンバーが「27」にちなんだ「指令」を受け、コーナーとコーナーの間をつないで場を盛り上げるという内容。
- 「SMAPが5人揃ってライブを行うはずが、中居以外の4人が場所を間違えたため、ライブが出来ない」という設定で、中居以外の4人が様々な場所から生中継で登場。コントの流れは以下の通り。
- 中居以外の4人が中継で登場し歌を披露しようとするが中居がパフォーマンスを制止する。
- 中居と木村拓哉が場所を確認し合う。ここで木村が間違いに気づく。
- 木村・稲垣吾郎・香取慎吾が間違いを中居に謝罪するが、草彅剛は逆にパフォーマンスを止めた中居を叱責し、他のメンバーになだめられる。
- 4人に同行していたバックバンド「ワクワクリズムバンド」も不機嫌になり中継先に不穏な空気が流れる。
- 最後にスタジオにいる誰かが「〇〇に来い」と言い残して中継を切る。しかし「〇〇」の意味を勘違いした4人は次の中継でまた場所を間違える。
その他の企画・コーナー
めちゃイケのコーナーをベースとした企画は各個別ページを参照のこと。
- グランドオープニング
- 出演:中居正広(SMAP)、ナインティナイン(矢部浩之・岡村隆史)、西山喜久恵(フジテレビアナウンサー)、佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)、加藤浩次(極楽とんぼ)
- タイトルコールは中居が言うはずであったが、結局ナインティナインがタイトルコールの大部分を言ってしまい、中居は「じゃ〜ん!!」しか言えなかった[注釈 2]。
- 加藤の100kmマラソンがスタート。人の気配のない河原が起点。スタート地点は小石だった。今回のマラソンは川を下っていくコースで「そのまま川に沿って走ればゴールに着くんちゃうか?」(岡村の説明)というもの。一連のマラソンのレポートは森昭一郎が担当。100kmマラソンに挑戦した加藤だったが、結局チャレンジは88kmで終了した。(その後フジテレビまでなんとか完走し、その模様は後日の「めちゃ²イケてるッ!」で放送された)。失敗した原因は熱中症や差し入れのそうめんの食べ過ぎで体調を崩したこと、さらに加藤がキャスターを務める『スーパーサッカー』の生放送でいったんマラソンを中断してTBSへ向かわなければいけなかったこと(往復6時間のタイムロス)、何より加藤の完走よりも笑いを優先させた[注釈 3]ことなどが重なって結局完走に至らなかった。加藤は相当不服だったようで2011年に矢部、2015年に大久保がマラソンに挑戦する際にもぼやいていた。
- FNS28局を繋ぐ列島リレー中継では、各局のアナウンサーが応援団長となって「楽しくなければテレビじゃないじゃ〜ん」を現地の方言で言い換えてから、各局の代表者3人を発表した。
- SMAP生中継(1回目)
- 中居を除くSMAPのメンバーが東京タワーから中継で「SHAKE」を披露しようとするが、中居が全員揃っていないことを理由に止め、「テレビ局に来て」と注意する。
- さまぁ〜ず(三村マサカズ・大竹一樹)は日本テレビ「24時間テレビ 「愛は地球を救う」」のTシャツを持ち込んでコントを行った。また、さまぁ〜ず三村が笑い飯(哲夫・西田幸治)のWボケに即興で突っ込む即席コントや、とんねるず、B21スペシャル(ヒロミ・ミスターちん・デビット伊東)のネタが披露された。
- SMAP生中継(2回目)
- SmaSTATION-3(テレビ朝日)と同時中継した。前回の中継後メンバーは中居に言われた通りテレビ局に向かうが、スタジオはスタジオでもフジテレビではなく「SmaSTATION」を放送している六本木のテレビ朝日に移動してしまい、中居が再び制止した。最後に西山から「お台場に来てください!」とお願いされる。
- 「お笑い芸人が普段はなかなか役に立たない歌唱力を披露する」趣旨のザ・ベストテンのパロディ企画。
- 内村光良は前年まで放送されていた笑う犬のキャラクター、大嵐浩太郎の姿で登場した。
- ちなみに、山崎邦正の歌唱シーンでこの年の『FNSの日』で瞬間最低視聴率となる5.1%を記録したことが後日「MNN報道特集」(2004年9月11日放送)で暴露された[1]。
- SMAP生中継(3回目)
- 「大物の中継」として中居除くSMAPが登場。ようやくお台場に来たはいいが、フジテレビ社屋下のステージのため三度中居に止められる。何度もパフォーマンス中に止められた4人は不満が募って不機嫌になり、中居も中継先・スタジオ双方からブーイングを食らってしまう。
- F1第12戦ドイツグランプリ
- FNS全国一斉期末テスト 各局代表者発表! 第1部
- 進行:ナインティナイン(矢部浩之・岡村隆史)、西山喜久恵(フジテレビアナウンサー)、佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)
- 出演:中居正広(SMAP)、笑福亭鶴瓶、南原清隆(ウッチャンナンチャン)、磯野貴理子、天野ひろゆき(キャイ~ン)、ココリコ(遠藤章造・田中直樹)、雛形あきこ、鈴木紗理奈
- このコーナーで初めて鶴瓶が番組に登場。前年の事件についてオンエア映像のダイジェストVTRを交えながら触れた上で、粗相がないように「鉄のパンツ」で現れた。鶴瓶はこの時前年の映像を初めて見たとして改めて視聴者に謝罪している。
- めざましテレビスペシャル
- FNS全国一斉期末テスト 各局代表者発表! 第2部
- 進行:ナインティナイン(矢部浩之・岡村隆史)、西山喜久恵(フジテレビアナウンサー)、佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)
- 出演:中居正広(SMAP)、笑福亭鶴瓶、南原清隆(ウッチャンナンチャン)、天野ひろゆき(キャイ~ン)、ココリコ(遠藤章造・田中直樹)、雛形あきこ、鈴木紗理奈
- 笑っていいとも!増刊号生スペシャル
- 司会:森田一義
- 出演:ナインティナイン(1995年10月から1997年3月までの金曜レギュラー。ゲストとしてコーナー全編に参加した)。
- 月曜:勝俣州和、石原良純、ガレッジセール(ゴリ・川田広樹)、乙葉
- 火曜:中居正広(SMAP)、山口智充、はしのえみ
- 水曜:爆笑問題(田中裕二・太田光)、藤井隆、井上和香、渡辺和洋(フジテレビアナウンサー)
- 木曜:ピーコ、麻木久仁子、さまぁ〜ず(大竹一樹・三村マサカズ)、北陽(伊藤さおり・虻川美穂子)
- 金曜:関根勤、ココリコ(田中直樹・遠藤章造)、おすぎ、坂下千里子
- 例年通り新宿のスタジオアルタではなく、お台場・フジテレビからの生放送。この年のオープニングで、2000年2月以来4年5か月ぶりにタモリが『ウキウキwatching』を歌唱。青年隊の部分は中居とナインティナイン(振りは初代青年隊に合わせている)が担当した。
- 『テレフォンショッキング』では、『特大号』の要領でタモリと中居・ナイナイが通常の一週間のダイジェストを見たほか、スタジオで岡村が司会、タモリがゲストになって『テレフォン』を行った。
- SMAPとしてライブを控えていた香取慎吾と草彅剛、期末テストに出演していた笑福亭鶴瓶はこのコーナーには参加していない。また理由は不明だが久本雅美、柴田理恵が欠席していた。
- 爆走数取団レディーススペシャル
- 出演:ナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之)、めちゃイケメンバー、中居正広(SMAP)、村上知子(森三中)、山田花子、青木さやか、佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)、中野美奈子(フジテレビアナウンサー)
- めちゃイケの人気ゲームコーナー「単位上等!爆走数取団」の女性バージョンとして、めちゃイケの女性メンバーが初参戦して乱闘生や兄貴らが男女ペアになって行われた。
- このコーナーのみ事前収録で行われた。ただし、マラソン中の加藤は生放送に合わせて不在だった。
- SMAP SUPER★LIVE
- 出演:SMAP(草彅剛・木村拓哉・中居正広・稲垣吾郎・香取慎吾)、ナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之)、武田真治、西山喜久恵(フジテレビアナウンサー)、佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)
- 全3回の中継の後ようやく本来の集合場所に到着した4人だが、今度は中居が「はねるのトびら」コーナーでのパイ投げで汚れた身体を洗うため大江戸温泉物語に行ってしまい、結局中居抜きでコンサートをスタートさせる。中居はコンサート会場に自転車(スタッフが事前に用意したもので、モニターとカメラが付いている)で移動したが、着ていた浴衣がチェーンに絡まって故障、スタッフの自転車に乗り換えて「FIVE RESPECT」の演奏終了とほぼ同じタイミングで会場に到着する。なお、中居のソロパートがある「FIVE RESPECT」では、歌唱部分は香取が、ダンス部分は岡村が代役を務めて乗り切った。
- コンサートのセットリストは以下の通り。
- SHAKE 2004
- どんないいこと
- 夜空ノムコウ
- FIVE RESPECT
- 以下は中居合流後に行われたアンコール
- トイレットペッパーマン
- がんばりましょう
- 世界に一つだけの花
- この日は短縮版での放送となった。また、全局で番組タイトルが臨時的に統一された。
- 「ウィークエンドジャーニー」は休止となり、岩谷はスタジオから天気予報を伝えた。
- 中居とナイナイがゲスト声優として出演。中居と岡村は新設の動物病院の獣医役(中居は院長役でもある)、矢部はペット探偵役で出演。劇中で名前が呼ばれたのは矢部のみ。
- ボクシング中継 めちゃオキ! ダイヤモンドグローブ
- 対戦:具志堅用高VS岡村隆史(ナインティナイン)
- 解説:ガッツ石松、片岡鶴太郎、中居正広(SMAP)、矢部浩之(ナインティナイン)
- 実況:佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)
- セコンド:渡嘉敷勝男
- レフリー:平仲信明
- 岡村隆史VS具志堅用高のボクシング対決では、普通は勝敗を着けなければならない所をそのまま引き分け状態にしてしまう(3ラウンド+1ラウンド/合計12分戦った)。後日、決着をつけようとしたのはレフリーの平仲信明の仕業だったと判明。岡村はこの企画のために、約1年にわたり極秘でボクシングジムで練習を積んだ。一方の具志堅も、試合が決まると練習のために本格的なキャンプを行い、当日の入場テーマ曲に現役時代のものを使うなど、両者ともに本気の戦いを目指した。
- この1年後の2005年10月8日、岡村がこの舞台に立つまでのドキュメントが放送された。その詳細はこちらを参照。
- グランドフィナーレ
- 出演:中居正広(SMAP)、ナインティナイン(矢部浩之・岡村隆史)、めちゃイケメンバー
- 前述の通り、加藤のマラソンが終了に間に合わず失敗した。山本はボクシング中継に同席せず、フジテレビから加藤の元へ移動し、グランドフィナーレで合流してすぐに喧嘩コントを始める。スタジオには加藤の妻・カオリちゃんと娘が登場し、加藤への手紙を朗読した。しかしゴールした時に読まれる筈だった手紙のため、事実に反する内容が読まれるたびに加藤がツッコミを入れ、笑いを誘っていた。そしてゴールした場合歌うはずだった加藤の代役として深野正一(加藤の義父)が登場し「あの素晴らしい愛をもう一度」を歌唱した。なお後に片岡飛鳥は「みんなが岡村のボクシングに夢中になり肝心のゴールを中継し忘れ、それに怒った加藤となだめようとする相方の山本が大ゲンカしてセットを全部ぶち壊して終わるコント」にする予定だったと語った。また、加藤が間に合わないことはメンバーと中居には『サザエさん』の放送中に初めて伝え、その際片岡は涙を流したという[2]。
- 加藤は放送終了後もフジテレビを目指し走り続け、深夜にゴールした。深夜だったためスタジオではなくオフィスタワーのエントランスでのゴールとなり、『やべっちFC〜日本サッカー応援宣言〜』の生放送でテレビ朝日に移動したため立ち会えなかった矢部以外のメンバー・スタッフが出迎えた。
スタッフ
[FNSの日 制作実行委員会]
〈フジテレビ技術〉
- 技術プロデューサー:塩津英史
- TD・SW:高瀬義美、藤本敏行、馬場直幸、菅野恒雄、竹内弘佳
- カメラ:長瀬正人、辻稔、上村克志、蛭田英和
- 映像:佐藤光雄、塚本修、川崎淳、鈴木貴裕
- 音声:竹下博英、高橋幸則、中村仁、佐口満寿
- 照明:さわだあつひろ、安藤雄郎、土倉潤一
- 音響:松田勝治、吉竹新
- 回線:井上幸
- 放送部:安達芳則
〈マラソン中継〉
- TD:川島徳之、高橋昭
- SW:斉藤浩太郎
- カメラ:松本英士
- 映像:佐川幸栄
- 音声:吉村真人
- 照明:小林敦洋
〈フジテレビ美術〉
後日談
当番組の総合プロデューサーが生放送中に気絶していることが発覚し、選挙カーでの謝罪及び産経新聞へ謝罪広告を出すことになった[1]。
脚注
注釈
出典
関連項目
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注1:6月放送、注2:8月放送、注3:9月放送、注4:11月放送、注5:放送中止
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その他出演者 | |
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